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[自分らしく働く特集]20代で起業する!

「接客未経験」からショップオーナーへ

どうせ働くなら、自分の好きな仕事で。自分なりのペースで。そう願っている人は多いだろう。たいていの場合、それはやはり、組織に属していると難しい。起業するなり、店を持つなり、とにかく自分で何かを始めなくては。そこで今回は、5年間のOL経験後、28歳で自分の店をオープンさせた吉野まやさんに話を聞いた。

Text=鈴木麻由美 Photo=三浦健司
2006.10.05. Update

「私自身は、花や動物などをモチーフにした華やかで個性的なアクセサリーが好きなんです」と言う吉野まやさん。

「私自身は、花や動物などをモチーフにした華やかで個性的なアクセサリーが好きなんです」と言う吉野まやさん。

自分のペースで仕事をするには、自分で何かをやるしかない

 代官山の路地裏、住宅と店舗が入り混じった静かな通りの一角に、アクセサリーショップ「GRIS」がある。壁も天井も真っ白のペンキで塗って仕上げた、いかにも代官山らしい、こじんまりと可愛らしい雰囲気の店だ。


 この店のオーナーが、吉野まやさん(30歳)。1年半前、28歳の若さで、たった1人で店を立ち上げた。


「大学を卒業後、広告代理店に5年間ほど勤めていました。はじめはマーケティング部、次にプロモーション部に配属され、それなりに仕事は面白かったのですが、とにかく毎日が忙しすぎて。こんな生活、ずっと続けていくのかな、果たしてそれでいいのかな……と思っていたところ、ある人に『別の業界に行くのなら30歳前に決めたほうがいいよ』と言われ、そうか、と。でも、当時の生活では、自分が何をしたいのか考える余裕すらない。そこで、とりあえず会社を辞めたんです」


 2〜3カ月ほど「ぼーっと」しながら、よくよく考えてみたところ、おぼろげながら「将来、自分がこうありたい」という理想像の輪郭が見えてきた。それは、いずれは結婚もしたい、子どもも欲しい。それと同時に、自分のペースでゆったりと仕事も続けていきたい、というもの。
「もちろん結婚・出産してからも会社でバリバリ仕事を続けていく手はあるけれど、あまりに余裕がないのは嫌だな、と思ったんです。でも、それには組織に入ったらダメだな、と。結局、自分のペースで人生を組み立てられるような仕事は、自分でやるしかないんですよね」

元はお花屋さんだった店舗を、ほぼ居抜きで借りることができた。<br>「壁と天井を塗りなおしたほかは、ガラスの什器をつけたくらいで、<br>ほとんど手を加えないで済んだんです」

元はお花屋さんだった店舗を、ほぼ居抜きで借りることができた。
「壁と天井を塗りなおしたほかは、ガラスの什器をつけたくらいで、
ほとんど手を加えないで済んだんです」

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