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[女性特集]「家庭」「仕事」両立の切り札?

幼い子のいるお母さんの「在宅ワーク」実例

家事や育児と両立させやすいイメージで、憧れる女性も多い「在宅ワーク」。通勤時間0分、自分のペースで働くことができる、といいことずくめのようですが、実際はどうなのでしょうか。1歳の子どもの母であり、イラストレーターとして幅広く活躍中の山本夏子さんの仕事ぶりを拝見しました。

Text=萩原まみ Photo=柳沼康史
2006.10.19. Update

山本夏子さん

山本夏子さん

週3日、1日6時間の在宅勤務。限られた時間でイラストを描く

 山本さんは現在、月曜日と金曜日の週2回、以前から勤めていた会社に出勤し、残りの週3日間、在宅ワーカーとして働いている。自宅ではイラストを描き、会社では打ち合わせを中心に、データをCD-ROMに焼いたり、自宅のものよりも性能のいいプリンターで出力をしたりといった作業をしているという。
「月金の出勤日は近くに住む義母が朝からうちに来て、子どもをみてくれています。火水木は子どもを外に預けて、自宅で仕事。
 以前は子どもを自転車に乗せられなくて、ベビーカーも嫌いだったので、在宅のときも義母に来てもらっていたんですが、今年の春ぐらいから預けに行くようになりました。
 義母も毎日では大変だろうと、今は週に1回、一時保育を利用しています。昼前に義母の家か一時保育に子どもを連れて行って、夕方6時過ぎに迎えに行くというパターンです」


 洗濯や料理などの家事ならともかく、乳幼児の世話と仕事を同時にこなすのは困難なようだ。
「両立できるかなと思っていたのですが、子どもは手を引っ張ったりしてきますし、絵は集中しないと描けないので、無理でしたね。母にうちに来てもらっていたときも、仕事部屋のドアを閉めて、こもって仕事をしていました。今は12時から6時まで、6時間勤務のつもりでみっちり仕事をしています」

毎日出社していたときよりもマジメかも?

 せっかく自宅にいるのだから、昼はキッチンで温かい料理を作って食べ、午後は紅茶でも飲みながら優雅にイラストを描いているのかと思いきや、食事もパンやおにぎりなど片手で食べられるもので早々に済ませることが多いという。
「在宅でも、会社に行っているように仕事をしています。毎日出社していたときよりもマジメにやっているかも(笑)。会社だと何かしら無駄な時間があったと思うんですが、今は時間も短縮しているので、これしか時間がない!という感じですね。在宅だから何やってるかわかんない、と思われないようにちゃんとしなきゃって気持ちもあります」


 在宅ワークでは、同僚や上司の目がない分、仕事に取りかかるのが遅れたり、テレビを見ながらダラダラ仕事をしたりとルーズになりがち。仕事の内容にもよるが、家事や育児の縛りがない単身者の在宅ワーカーだと、仕事が深夜に及んで不規則な生活を送っているケースも少なくない。


 イラストレーターというクリエイティヴな仕事をしている山本さんの場合、時間内にキリがつかなかったらどうするのだろか。
「お義母さんも夕飯の支度があるので、6時には必ず迎えに行きます。〆切が重なってどうしても仕事が終わらないときは、夫の帰宅後、夜9時とか10時とか、家事がひととおり終わってから再開することもあります。仕事を続けたいという気持ちがあって、好きな仕事だからできることだと思いますね」

仕事部屋のデスクに向かう山本さん。花のイラストは資料を見ながら描くことが多い。<br>主に使うのは色鉛筆と水彩絵の具だが、カット的なイラストの場合は<br>パソコンに取り込んで色をつけることもあるという。

仕事部屋のデスクに向かう山本さん。花のイラストは資料を見ながら描くことが多い。
主に使うのは色鉛筆と水彩絵の具だが、カット的なイラストの場合は
パソコンに取り込んで色をつけることもあるという。

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