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[女性特集] パート → 正社員ステップアップ事例

自分が成長できる環境の仕事に充実感

パートタイマーを正社員として登用する企業が増えつつあるという。雇用者側にとっては有能な人材の流出をふせぐことができ、労働者側にとってはより良い待遇で働き続けることができるというメリットがある。りそな銀行昭島支店の渉外課勤務の鳥丸朋美さんも、社内の登用制度を利用してパートから正社員になったひとりだ。

Text=萩原まみ Photo=徳田貴久
2006.11.16. Update

りそな銀行 多摩地域<br>昭島支店 渉外課<br>鳥丸朋美さん(29歳)

りそな銀行 多摩地域
昭島支店 渉外課
鳥丸朋美さん(29歳)

パートとして働いてみてから、正社員をめざす

 鳥丸さんがパートタイマーとして、りそな銀行昭島支店で働き始めたのは2004年10月のこと。銀行で働くのは初めてだったが、証券会社に2年半、勤務した経験があった。
「もともと新卒で証券会社に就職しました。でも、景気の良くない厳しい時代で、お客様本位というよりも営業ノルマを優先しなければならなかったんです。そんなやり方に疑問を感じて、退職しました」


 その後、契約社員として2年間、百貨店に勤務。
「接客の勉強をしたいなと思いまして。ただ、契約社員という形だったので、自分が成長していけるのかどうか、先が見えなかったんです」


 新聞で見つけたりそな銀行の求人広告に応募しようと思った理由は、いくつかあるという。
「銀行の場合ですと、投資信託、定期預金、保険商品と、いろんな商品を幅広く扱っている分、お客様に合った商品を提案できるのではないか、と。
 また、りそな銀行は長く勤めている女性が多く、女性の視点を大切にしているという印象がありました。当時はまだ社員登用制度はなかったんですが、ステップアップの可能性があるという点も大きかったですね。働いてみないとわからないという気持ちもありましたので、パートとして実際に働いたうえで正社員の道も選べるというのは、いきなり正社員で入るよりも自分にとってはいいなと思いました」


 パート採用が決まって、最初は窓口業務からスタート。
「ハイカウンターと呼ばれる窓口で、入出金の処理や公共料金の払い込みなどを1カ月ほど担当しました。その後、ローカウンターに移って、各種お届け、商品案内などをするようになりました。
 去年の夏ぐらいから、徐々にローカウンターのなかでも運用商品のセールスを中心に任せていただくようになって、今年の夏からは外回りの営業を担当しています」

正社員登用制度の条件を満たして、試験に挑戦

 鳥丸さんが正社員になったのは、パート採用から約1年後の2005年12月。りそな銀行では2005年に登用制度を導入し、まだ2回めの募集だった。


「試験を受けるための条件が『りそな銀行で1年以上、金融機関で3年以上の経験』ということだったので、ちょうどクリアしたところでした。職種によっても違うんですが、渉外の場合は資格も条件のひとつ。証券外務員は第一種、第二種ともに証券会社時代に取得済で、保険商品に関する資格もパート時代に取りました」


 登用試験はどんな内容だったのだろうか。
「履歴書と志望動機などを書いた簡単なエントリーシートのようなものを提出して、筆記試験と面接を受けました。筆記は専門的な仕事内容に関する知識を問うもので、意外と難しかったですね(笑)。
 でも、私のときはまわりの人も採用になっており、合格率はけっこう高いと思います」

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