浅岡若菜さん(21歳) 東京女子大学 文理学部 数理学科2年 (Photo=柳沼康史)
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いっしょに喜び、いっしょに悩む 家庭教師の醍醐味
大学生になって最初のアルバイトは飲食店スタッフだったという浅岡さん。家庭教師を始めたのは1年生の6月からだ。
「自分は家庭教師についてもらったことはないんですが、予備校とかに行っていて、教えられる立場は経験してきました。今度は人に教える立場になってみたい、人に教えてみたいと思ったんです。
友達からは『家庭教師のアルバイトは厳しそう、生徒がワガママで大変じゃない?』とか言われましたし、一般的にはそういうイメージもあると思うんですが、やるからにはしっかりやらなければというのがあったので、モチベーションは高かったですね。
最初は飲食店のアルバイトと並行してやっていたんですけど、受け持つ生徒が3人に増えて、このままでは生徒への対応が手薄になってしまうと思ったので、家庭教師を中心にやろうと決めて、飲食店を辞めました。
飲食店よりも家庭教師のほうが、自分に向いてると思います。人対人なので、そこがすごく楽しいですね。アルバイトの時間が自分のなかで楽しみになっているので、嫌だと思ったことがないんですよ。『今日は家庭教師だ、やるぞ!』みたいな感じで(笑)」
家庭教師のアルバイトのどこに、魅力を感じるのだろうか。
「いっしょに喜べることですね。生徒が中学生だったら中学の行事とか、自分が今まで経験してきたことなので、わかる部分があるじゃないですか。自分の思い出プラス、今生徒が喜んでいることが共有できる。そこがすごく楽しいんです。
去年、生徒が高校入試に合格したときは、ほんとにうれしかったですね。私にいちばんに電話してくれて、『お母さんに電話した?』って聞いたら、『まだしてない』って。受験前にお守り作ってあげたりしましたし、近くなると自分もドキドキしちゃったり。熱が入っちゃうタイプなんですよ。いっしょに喜ぶし、いっしょに悩むし」
保護者の方ともコミュニケーション
浅岡さんが家庭教師のトライに登録したのは、大学2年になってから。最初に家庭教師のアルバイトを始めたときは別の会社だった。
「携帯の情報サイトから応募して、いちばん反応が早かったところに登録してしまったんです。でも、講習や指導がまったくなくて、面接に行ったら資料を渡されて、その日のうちにひとりで生徒の家に行くことになったんですよ。あとは月に1回、報告書をファックスするだけ。フォローもないし、その会社に登録している意味がない気がして。
大学2年になったとき、大手というかアフターがしっかりしているところがいいと思って、トライに移りました。トライは学力テスト、適性テスト、講習を受けてから教師登録する形で、紹介のときも担当者が『こういう生徒です、こういうことをしてください』と細かく指示してくれます。それまでは友達とか自分の経験で判断しなければいけなかったんですが、困ったときにはアドバイスが受けられるので、助かってますね」
生徒に勉強を教えるアルバイトという意味では、塾講師や個別指導もあるが、浅岡さんが家庭教師を選んだ理由はなんだったのだろうか。
「集団指導だと、自分の目の届く範囲が限られてくると思うし、塾に通っていたときに先生と仲いい子とそんなに仲良くない子がいて、そういうのが自分のなかでは嫌だったんです。塾講師よりも家庭教師のほうが責任を持ってできるのかなって。
個別指導は友達に頼まれて1回だけやったことがあります。家庭に行くのではなく、生徒に教室みたいなところに来てもらって、3人の生徒に問題を解かせて、わからないところを質問してもらう。生徒との関係がその場限りだなって思ったんですよね。
家庭教師だと、保護者の方ともコミュニケーションがとれるので、その生徒に何をしてあげたらいいかが明確になって、納得いく指導ができる。私は家庭教師がいちばん向いていると思います」