[女性特集] 派遣歴15年のスタッフに聞く 自分を成長させる派遣ライフのコツは?ドラマ『ハケンの品格』の大ヒットで、派遣で働くことに興味を持ったり、派遣社員の重要性を再認識したりした人も多いことだろう。しかし、現実には10年、20年と長期にわたって派遣社員として働き続けている人はそう多くはないという。塙由利子さんが、長く豊富な派遣スタッフ経験にもとづいて語ってくれた、派遣の魅力と問題点とは!? Text=萩原まみ Photo=柳沼康史
派遣スタッフ歴15年め 塙さんは、初めて派遣登録した92年の冬以来、ほとんどブランクなしに派遣スタッフでの就労を続けている。15年めに入った今年の2月からは、長期前提で外資系の医療アウトソーシング企業に就業中だ。 派遣社員になる前に、塙さんには2年間の正社員経験がある。短大卒業後、深く考えることもなく正社員として就職したが、「今後のことを考え直したい」と退社。実家暮らしで家賃の心配もなかったことから、しばらくは失業保険をもらったり単発のアルバイトをしたりして過ごした。また、その間に「事務職だったらワープロぐらいできたほうがいい」と、ワープロを習い、検定試験を受けておいたのが、その後の大きな強みとなった。 「情報誌を見たら、アルバイトより派遣のほうが時給が高かったんです。事務職のアルバイトが時給800円とか900円とかなのに、派遣の時給は1500円。びっくりしました」 派遣には、長期(3カ月以上)、短期(3カ月未満)、単発などの期間があるが、塙さんは期間にはこだわらずに仕事を受けていたという。 キャリアを見直し、自信を取り戻す しかし、90年代後半、そんな塙さんにも転機が訪れた。パソコンが普及して、データエントリーの仕事が減り、ワードやエクセルの技能が求められるようになってきたのだ。塙さんは、派遣会社のOAスクールを活用して勉強する一方、派遣社員としての働き方についても見直しを始めた。 塙さんが新たに設定した希望条件は「長期が第一希望で、職種はデータエントリーに加えて、エクセルやワードなどのOAオペレーター、事務の仕事が含まれてもいい」というもの。ただし、すぐにすんなりと移行できたわけではなかった。 それでも、数カ月から1年までの長期派遣の間を短期と単発でつなぐようなパターンで仕事を続けていくうちに、塙さんに自信が戻ってきた。
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