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[都市で働く・地方で働く特集] 全国200人アンケート

働きやすさ・暮らしやすさの実感は?

都市部と地方、どちらが暮らしやすいだろうか。働きやすいのは、どちらだろうか。
人によって、状況によって、違うだろうが、実際のところ、都市部の人と地方の人は、自分の住んでいる地域についてどのように考えているのだろう。率直な気持ちを聞いてみた。

Text=鈴木麻由美 調査協力=ヤフーバリューインサイト(株)
2007.10.04. Update

暮らしにゆとりがあるのは地方、利便性が高いのは都市

 質問に答えてくれたのは、20歳から39歳までの給与所得者。大都市部(東京・名古屋・大阪)に住む人100人、それ以外の地方に住む人100人の合計200人(うち男性が114人、女性が86人)である。
 全体の38.5%が結婚して配偶者と住んでいる。子どもと住んでいるのは、全体の26%。自分の親、あるいは配偶者の親と住んでいるのは、全体の13%。一人暮らしは、全体の28.5%。ちなみに、一人暮らしの率は大都市部で圧倒的に高く、地方が20%なのに対し、大都市部では37%であった。


 まず、「暮らしやすさ」といって思いつくのは、住まいの問題だ。
 持ち家率を比べてみると、大都市部が33%で地方が50%。案の定、というべきか、地方のほうが持ち家率が高い。
 さらに、その持ち家の1カ月あたりのローン額も、大都市部が平均7.86万円で地方が平均4.24万円。なんと3万円以上も差がある。
 賃貸住宅の場合も、1カ月あたりの家賃額が、大都市部では平均7.46万円、地方が平均5.87万円。こと住まいに限っては、断然、地方に軍配があがる。

 その住まいから職場までの通勤時間も、大都市部では平均46.06分なのに対し、地方では37.12分。この点も、地方の方が恵まれている。


 一方、利便性が優れているのは都市部。大都市部の人から、次のような声が多くあがっていることから、推測することができる。
どこへ行くのも便利。遅くまで電車が走っている(運送業配送/39歳男性/東京都)

車を持っていない私には、都市の公共交通機関なしには不便で暮らしていかれない(通信会社事務/35歳男性/東京都)

地方は住居費、生活費が安くすむ

 次に、住居費以外の1カ月あたりの生活費を比べてみよう。
 大都市部は、平均10.47万円、地方は平均9.32万円。やはり、地方のほうが安く、同じ年収ならば、余裕をもって暮らせそうだ。


「地方は物価が安いかわりに、収入も低い」とはよく言われるところだが、少なくとも今回のアンケートの回答者に限っては、そのような事実はなかった。大都市部の人の平均年収が404.7万円なのに対し、地方の人の平均年収は423.9万円。年齢、性別などの割合に違いがあるので、正確に比べることはできないが、どちらかというと、地方のほうが年収が高かったくらいなのである。


 実際、地方の人は、自分の住んでいる地域の気に入っているところとして、
物価が安い(飲食店店長/33歳男性/神奈川県)

 という点をあげている。

住めば都? 大都市部も地方も、いま住んでいる地域に満足している人の割合が最も多い。

住めば都? 大都市部も地方も、いま住んでいる地域に満足している人の割合が最も多い。

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