[女性特集] 東京から福島に移住して1年半 次の目標は「半分農業、半分インターネット」?昨年4月に、東京から福島に移住した村上瑞恵さん。「ここで働きたい!」と思う会社にめぐりあったのがきっかけだが、もともとアウトドアが好きで、子どものためにもできれば自然に囲まれて生活したいと思っていたという。東京での仕事との違い、実際に地方で暮らしてみた実感などを語ってもらった。 Text=萩原まみ Photo=柳沼康史
東京と同じ仕事ができるのなら、できるだけ田舎に行きたい村上さんの仕事はインターネット関連。どこに住んでいてもできそうな職種とはいえ、福島に実家があるなどのゆかりもない。わざわざ福島に移住した理由をたずねたら、意外な返事が返ってきた。 「ここに来る前は東京の母の会社で働いていたんですが、父が医療事故にあいまして、看病や裁判で2年間ぐらい仕事ができない状況になってしまって、会社の規模をぐっと縮小したんです。父は元気になったんですが、これからの仕事をどうしようかと考えていたときに、新聞で、福島にインターネットモールに出店してがんばっている会社がある、という記事を読んだんですよ。酒屋さんなんですが、ネット上でイタリアのワインや食材を販売している、と。 また、村上さんはずっと"田舎暮らし"に憧れを持ってもいた。 「キャンプとか、アウトドアがすごく好きだったので、東京にいるのと同じように仕事ができるんだったら、なるべく田舎に行きたいってずっと思ってたんです。福島県にはツーリングでよく来ていたので、いいイメージを持っていました」 母も娘も巻き込んでの移住ちょうど、その会社も業務拡大を考えていた時期で、2月にメールを出して、3月には試用期間として東京からの新幹線通勤をスタート。問題がなければ4月から正式採用ということで、村上さんは家探しを始めた。自分の都合だけで住居や仕事を決められる単身者ならともかく、村上さんのすごいところはお母さんと小学生の娘さんを巻き込んでの移住だったということ。 「子どもを転校させるのはかなり悩んだんですけど、ちょうどクラス替えの時期だったので、引っ越しするのならこの4月だろうと考えました。いろんなタイミングが合ったんですね。
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