実際に業務に携わりながら会社との相性をチェック!
紹介予定派遣制度を利用するのは「派遣スタッフとして働いてきたけど、そろそろ就職したい」というような人が多いのかと思いきや、阿部さんの場合は派遣で働いたことは一度しかないという。
「さまざまな業務を横断的に経験し、自分で考えて改善しながら責任をもって働きたいと思っていましたので。
派遣先から、正社員にならないかってお話もいただいたんですが、そこは規模が大きすぎたんです。それも手応えが感じられなかった理由だったのかもしれませんが」
じつは阿部さんが正社員として最初に就職したのは社員が何万人もいる大手企業だった。
「東京本社の事務職だけで何百人もいました。そのなかの一部門なので、自分の仕事がどう会社に貢献しているのか、まったく見えなかったんです」
その後、5回ほど転職をして、キャリアを積んでいった阿部さん。正社員志望の場合は人材紹介会社を使うという方法もあるが、紹介予定派遣にはどんなイメージを持っていたのだろうか。
「以前、管理部門にいましたので、派遣や紹介予定派遣の方を受け入れる企業側の立場は経験したことがあって、いい制度だなと思っていました。マッチする・しないってありますから、最初から正社員で入っても、社風が合わないということで、すぐに辞めていかれる方も多く見てきたので、『紹介予定派遣だと安心』という印象がありました。
同じ経理の仕事でも、税理士さんを入れているか、どんなソフトを使っているか、会社によって違いますよね。働く側としては、実際に業務をやりながら最終判断できるというのは大きなメリットだと思います」
担当者と話しているうちに見えてくるものがある
また、人材紹介にせよ、紹介予定派遣にせよ、それを専門とする会社に出向いて登録することで得られるメリットもある。
「転職サイトなどの媒体で、条件を入れて検索すると、該当数が10件ぐらいしかなかったんです。条件があわない項目が、譲れない線なのか、本当はOKなのか、会社の本音もわかりません。でも、派遣会社の担当者は採用担当者と直接お話をしているので、そのあたりの感触も見極められます。
それに、ひとりで履歴書を書いていると、どうしても応募する会社に合わせて書いてしまって、自分が本来やりたいことがなんだったかわからなくなっていくこともありました。パソナ テンプ トゥ パームの担当の方とお話をしているうちに迷いがなくなり、自分を見つめなおすきっかけにもなりました」
では、紹介予定派遣を考えている人に何かアドバイスはあるだろうか。
「メディエイドもそうだったんですが、媒体に募集を掲載していなくても、人材紹介会社に求人依頼を出している企業もありますし、担当者と話しているうちに選択肢が広がったり、自分の希望が見えてきたりもします。転職活動をしている友達にも、紹介予定派遣はいいよって薦めています」