まずは履歴書と職務経歴書の書き方アドバイス!
履歴書について
名前、住所、連絡先、学歴、職歴などの基本情報と、趣味、取得した資格、自己PRなどを書き込みます。いわば、応募者の人柄を採用担当者に伝えるための書類。市販の履歴書用紙に、手書きで書き込むのが普通です。
基本の書き方
- 添付写真
- 履歴書に貼る写真は、第一印象を大きく左右します。スピード写真で撮影するのは避け、写真館などでプロに撮影してもらうのがよいでしょう。また、どんな業界であっても、男性はスーツにネクタイ、女性はブラウスにジャケット姿で撮影するのが基本です。
- 連絡先電話番号
- 就・転職活動中は、志望先企業から急に連絡が入ることもあります。そのため、携帯電話と固定電話の両方を記入しておくのが無難です。メールアドレスがあれば、そちらも記入しておきましょう!
- 学歴・職務経歴
- 「同校」「(株)」のように省略した書き方は不可。学校名や社名は、面倒でも正式名称で書きましょう。なお、3カ月以内に退職した場合、その職歴は書かない方が無難です。短期間で仕事を転々としているという、悪い印象を与えてしまいます。
- 資格・免許
- 例えば英語なら、TOEIC600点、英検2級以上など、具体的かつビジネス向けのレベルの資格を持っていれば記入しましょう。また、現在勉強中の資格があれば、アピールしてみましょう。
- 志望動機
- 履歴書の中で、唯一工夫の余地が大きく残されているのが、志望動機欄。たくさんの企業の中で、どうしてその会社を志望したのか、具体的に記入しましょう。
- 趣味・特技
- ここでも、採用担当者の印象に残るような一言を入れるよう工夫を。例えば、「趣味……読書」だけでは読み飛ばされるのがオチですが、好きな作家、最近印象に残った書名などを付け加えれば、より印象に残る確率は高まります。
書き方のポイント
履歴書は手書きが基本。字が下手でも、丁寧に書かれていれば、仕事への熱意が伝えられます。
逆に、文字が乱雑だったり、記入欄よりはみ出していたりするなどの場合は、極めて悪い印象を与えてしまいます。誤字・脱字にも要注意。必要な要素が空欄になっているなども、悪印象につながってしまいます。
筆記用具は、黒の水性ペンを使うとよいでしょう。油性ボールペンは汚れやインクムラが付きやすく、万年筆も書き慣れていない人には使いづらいものです。
また、履歴書用紙はメーカーによって多少体裁が異なります。職歴の多い人は経歴を記入する欄が多い用紙を、趣味や特技をアピールするなら自己PR欄の大きな用紙を選びましょう。
履歴書の中には、趣味や特技、志望動機などはできるだけ具体的に記入し採用担当者が興味を持ちそうな「キーワード」を、できるだけたくさん作れるようにしましょう。