まずは履歴書と職務経歴書の書き方アドバイス!
職務経歴書について
これまで担当してきた仕事について記入した書類。仕事の中身、挙げた実績、工夫した点、仕事を通じて身につけたことなどをわかりやすく説明します。A4判の紙1〜2枚に、ワープロ書きか手書きでまとめるのが通例。書式は自由です。
基本の書き方
- 作成年月日など
- 職務経歴書の右上には、書類を作成した年月日と署名を書くのが普通です。職務経歴書はワープロで作るのが普通ですが、署名だけは自筆で書きましょう。
- 職歴
- 職歴の欄には、在籍期間と部署名を明記します。ある程度間隔をあけたり、枠などで囲んだりなどして、読みやすいレイアウトを心掛けましょう。どのような企業で経験を積んできたか応募先に伝えるため、在席企業の規模、事業内容も明記しましょう。
また、例えば営業の場合は顧客(個人向け営業か法人向け営業か)営業スタイル(新規営業中心か、既存顧客へのフォローが中心か)なども記入しましょう。職歴が複数あり、煩雑になってしまう場合は、まず職歴だけを書き、別途「職務内容」という項目を立てるほうが読みやすくなることが多いです。 - 実績
- 前職での売上額、獲得した賞などのアピール材料があれば、できるだけ具体的に記入します。数字で表せない仕事を担当していた人は、「私の強み」などの項目を立て、仕事の中で工夫をしたこと、応募先で役立てられそうなスキル、上司や顧客などから褒められた経験などを書き込むのも一つの手です。
- 資格・免許
- 取得している資格、免許があれば、記入しておきましょう。ただし、あまりにレベルの低い資格を記入するのは逆効果になるので注意が必要です。
- 自己PR
- 職歴に自信がない場合は、自らの得意分野、スキル、自己PRなどを冒頭に記しても効果的です。
採用担当者に対し、自らの特徴を強く印象づけることができます。
書き方のポイント
職務経歴書は、履歴書に比べて文字数が多いことがほとんど。そのため、ワープロで作成しても大丈夫。分量は、A4判1〜2枚にまとめるのが基本です。あまりに短いと、いかにも経験不足な印象を与えてしまうし、長すぎると読み手にとって苦痛になってしまいます。
職務経歴書の書き方には、大きく分けて「(1)時系列順」「(2)逆時系列順」「(3)項目別」の3つがあります。時系列に沿って書くのが最も普通ですが、直近の経験をアピールしたい場合や外資系企業に応募する場合は(2)を、技術者など仕事を通じて身につけたスキルを中心にアピールしたい人は(3)のほうが効果的とも言われます。
職務経歴書に書くのは、これまでに経験した仕事内容だけではありません。どんな顧客を対象にしていたか、仕事をする際に工夫したこと、身につけたこと、挙げた実績なども明記しましょう。
また、複数の企業に応募する場合は、応募企業に合わせて内容をアレンジすることも必要です。