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 中川善之さん 国内、および米国の大学を卒業後、大手人材紹介会社に就職。以来19年間にわたって人材紹介ビジネスに携わる。外資系企業を中心に、幅広い企業、職種を担当。 |

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企業の中には、トップクラスの営業マンを、あえて人事部門に配属するところが少なくありません。優れた人材を採用するためには、転職市場や応募者の能力を的確に分析する力、転職志望者へのプレゼンテーション能力などが不可欠。そしてこれらは、優秀な営業マンなら必ず身につけている力なのです。つまり、「優れたリクルーター=高い営業力が必要」ということになります。
鈴木さんは人事採用だけでなく、営業の経験もお持ちです。つまり、採用担当者に必要な営業センスにも期待が持てます。この点では、かなり市場価値の高い人材だと言えるでしょう。
反対に、人事制度、従業員の評価システム、企業内の組織構築といった業務に携わった経験がないのはマイナスですね。従来日本では、営業部門と技術部門を重視する企業が多かったのです。ところがここ数年、社員のモチベーションを維持し、優秀な人材を確保するために、公平な評価制度、能力に応じた人事考課といった「戦略人事」に力を入れる企業が増えてきました。とくに、近い将来株式公開、上場を目指しているような企業、あるいは上場直後の企業では、管理部門を強化しようとする傾向が強く現れています。もし鈴木さんに「戦略人事」の業務経験があれば、さらに評価は高まったでしょう。
もうひとつのマイナスポイントは、マネジメントの経験がないことです。このところ、管理職の年齢層は低下しており、「35歳までで、ある程度のマネジメント経験があること」という求人案件が増えています。仮に、これまでに部下の管理、育成を担当したことがあれば、さらに査定額はアップすると思います。 |

 (1) 人事担当者として、豊富な採用業務経験を持っている (2) 営業経験があり、営業的なセンスにも期待できる


(1) 人事制度、評価システム、組織構築などの業務に携わった経験がない
(2) マネジメント経験がない |

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転職先企業は:中規模の国内系流通、サービス、不動産関連企業など
職種・ポジションは:人事主任ないし係長クラス
100人から500人程度の国内系流通、サービス、不動産関連企業などがお勧めです。近い将来公開を予定しているなどの理由で、管理部門の体制強化を図っている企業などはピッタリだと思います。また、例えば人事部長が50歳以上で、課長不在の企業などであれば、鈴木さんが力を発揮できる可能性は高いでしょう。それから、外資系より国内系の企業をお勧めします。外資系企業では英語力も必要ですし、1人の人事担当者が、採用以外にも幅広い仕事を任されるケースが多いのです。その点で少し経験が不足しているように思われます。
現時点ではマネジメント経験が不足していますので、「近い将来のマネージャー候補」として働けるポジションに就くことができれば、理想的でしょう。
転職時期は:いい案件が見つかったら
すでに前職を退職されているので、良い転職先が見つかり次第転職するべきでしょう。 |

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前述のとおり、これまでの日本企業には、営業部門と技術部門(製品力)に力を入れるところが目立っていました。不動産やサービス業といった営業色の強い業界では、とくにその傾向が強かったのです。
しかし、ここ数年、人事面から会社の体制を整えようと考える経営者が増えてきました。なかでも、離職率の比較的高い業界や、設立から間がなく組織が固まっていない企業などでは、優秀な人事専門職へのニーズは非常に高いと言えます。経営に直結した、「戦略人事」のスキル・経験を身につければ、将来他業界からもスカウトされる可能性が高まることでしょう。
ぜひ「戦略人事」に携われるチャンスのある企業に転職し、存分にご自身を磨いてください。活躍をお祈りいたします。 |
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