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シニアの仕事発見!13


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横田豊さん64歳 旅行代理店 営業

  負け戦はしない主義

 前出の2人とは対照的に、「環境が激変した」と語るのは岡野尚充さん(連載第4回)である。翻訳ビジネスなどシニア事業の開発・推進を担当する岡野さんは、この1年、ITバブルの崩壊やデフレの深刻化という“荒波”をもろにかぶった。

「IT業界全体の売上が激減するなか、技術ドキュメント、マニュアル類の翻訳市場もパイが小さくなっています。その中で生き残っていくには、価格競争と新規顧客開拓が必須です。私はもともと『価格破壊』を戦略の柱にしており、徹底してコスト低減を図ってきました。その点で相当有利な立場にありますが、他社も差を詰めてくるでしょう。そのためにも今から先手を打っています。私は負け戦はしない主義です」


仕事や自分に対する「誇り」を持つ

 定年退職後も厳しい競争の中に身を置く岡野さん。そういう状況が辛くなることはないかと聞くと、即座に「ノー」の答えが返ってきた。

 「私が長年いた自動車業界も厳しい競争社会でした。そうやって若いときから競い続けてきたので、これが当たり前と思っています。競争のない人生なんて気の抜けたビールみたいなもので、おもしろくもありません」

 そんな岡野さんは同世代に向けて、「変化対応力とプライドの持てる実績が大事」と語る。実は、今回「プライド(誇り)」という言葉を口にした人がもう1人いる。それが坪井さんだ。「歯車の1つに過ぎなかった現役時代より今の方が、仕事や自分に対する誇りを強く感じる」と坪井さんはいう。

 会社というブランドを脱ぎ捨てたとき、自分のそれまでの実績がむき出しになる。そのとき、誇りが持てる実績があるかどうかで、定年後の人生は変わるのかもしれない――。
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岡野尚充さん
連載第4回>>>
   

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次回予告

連載「シニアの仕事発見!」は今回で休載となります。
ご愛読ありがとうございました。


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